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山田風太郎明治小説全集 (14) 山田風太郎明治小説全集 (14)
山田 風太郎 (1997/12)
筑摩書房

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『明治十手架』収録の「明治かげろう俥」を読みました。
発端の大津事件から日露戦争まで、移りゆく時代という「運命の車」に
翻弄される人間たち。展開が二転三転して、
まったく先が読めずグイグイ引き込まれとても面白かったです。
さすがはストーリーテラー、キーワードの人力車をたびたび登場させ
局面を悪い方へも良い方へも展開させていく手際がいい。
混沌とした明治の時代、欲望にかられるキャラクターたちの中で、
純愛がより一層引き立っている。これだから風太郎はやめられないんだ。


ついでに、既読だった「黄色い下宿人」も再読♪
いやー、ラストのシメが何と秀逸なこと、
オチが分かっていても何度でもニヤニヤしてしまいます。
ホームズが推理するのを逆手に取った二重トリックもすばらしい。
光文社文庫の解説で、
ホームズパスティーシュとして最高レベルと評されており、
まったくもってその通り土下座せずにはいられない傑作です。


数日前に『育児日記』のほうも読了しましたよ。
お子さんが大きくなるにつれて、
風太郎に色んな質問をするようになるんですが、そういえば自分も親に
「パパの時代にはタオルはあったの?」
とよく似たような質問をしていたような気がする(笑)
知樹君にママとチューしなさいと言われ、赤面する山田がカワイイ(笑)
これだけで拙者本懐の至り


読まなければと思っていた明治ものもはやあと残り少なくなってきた。
寂しいなあ。やっと明治物の良さが分かってきたところなのに…
さあ後は『叛旗兵』です。
分厚くって楽しみだ♪
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